前回のつづき。
「このままじゃ、やばい」
そんな危機感を感じたわたしは、次の日曜日、衝動的に電車の旅に出ます。
札幌から1時間ほど、海と歴史と文化の街、小樽。なぜ小樽かって?なんとなくです(笑)。
計画ゼロでスマホも見ない1日
スマホはなるべく見ない。初めてiPhoneの「マインドフルネスモード」というものを使いました。(よくわからんけど通知が一切来なくなったっぽいです)
頭を空っぽにして、心のままに、綺麗なもの、可愛いもの、美味しいものに触れる。無理に会話もせず、心に集中する。決めたのは、それだけでした。
計画は皆無。土地勘だってありません。(極度の方向音痴なので、何度か訪れた場所でも毎回リセットされます)
歩きたい道を、自由きままに歩く。気づけば、1日で26,800歩!自分でもびっくりです(笑)
心が少しずつ帰ってきた
時間とともに、心が解放されていくのがわかりました。肩の力が少しずつ抜けて、自分に戻っていく感覚。
極めつけは、たまたま見つけてふと立ち寄った、小高い丘にある青空駐車場。小樽のアーケイド街や、港が一望できる場所でした。
フェンスに寄りかかり、目をつぶると、いろんな音が聴こえてきます。人の賑わう声、かもめの鳴く声、木々の葉が重なる音、遠くからかすかな波の音…
海の水気をはらんだ、ひんやりとした風が身体をかすめる。澄んだ空気、新緑の香り、背中にじわっと感じる太陽のあたたかさ、いろんなものを感じる。
そのとき思いました。
——私は、たくさんの見えないものに愛され、見守られて生きているんだな
・・・幸せだなぁ
「今あるもの」に目が向いた、そんな瞬間。涙があふれてきました。
久しぶりに、肩に力を入れずに、心の底から笑えました。自分を、取り戻したのです。
神社の脇道が教えてくれたこと
日が暮れてきた頃、旅の終わりにと、神社に立ち寄りました。
清らかな空気の中、お参りをすませて、帰ろうとしたとき、ふと緑の生い茂る脇道が目に入りました。ジブリ好きからか脇道大好きな私は、「ちょっと行ってみよう」とそこへ足を踏み入れます。
でも、入ってすぐにピタッと足が止まりました。空気がどん、と重くなったのを感じたのです。
もともと霊感があるわけでも何でもありません。でも、体は確かに何かのサインを感じました。
このまま帰らない方がいい気がして、あえて駅とは逆方向へ引き返します。運河の方へ歩いていくと、どこからかチャンチャカ音楽が聴こえてくる。街の盆踊りでした。
吸い込まれるように会場へ入る。すると、人々の明るい雰囲気と共に、身体がふっと軽くなりました。
良いエネルギーを選ぶ力(直感力)
時の流れも、人生も、すべてのものには、陰と陽があります。人も、場所も、ものも、良いエネルギーのものもあれば、重たいエネルギーのものもある。いろんなエネルギーが行き交っています。
そんなエネルギーを、心と体は日々ちゃんと感じ取っています。ただ、色んなことに追われ、思考ばかりで働かせていると、その感覚が鈍ってしまう。悪いエネルギーにも、濁りにも、気づけなくなって、いつの間にか思い描いていたはずのものと全然違う方向に流れついていた!なんてことも。
五感が研ぎ澄まされていれば、自分に合った良いエネルギーの方を選べます。「直感力」ってやつですね。
そのためには「余白」が必要。余白をつくるためには、エネルギーの排出が必要なんです。水や空気と同じく「流れ(循環)をつくること」が直感力を磨き、良い選択につながり、人生を好転させてくれるのです。
思考をとっぱらって、五感を研ぎ澄ますこと。まずは、解放。答えは、そのあとについてきます。
答えより先に大切なことがあった
この先、私が何を選択し、どう進むのかは、まだわかりません。でも、その前に一番大切なことが、今回の旅のおかげでわかりました。
あなたも、心と体がずしんと重いと感じたら、楽しいはずなのに苦しいと感じたら。一度、予定もスマホも手放して、思いのままに行きたいところへ。きっと、あなたの中の声が、また聞こえてきます。
最後に
ありがとう、小樽!!!!